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「共に生きる」 金澤翔子 × いかわあきこ

2017年1月4日〜1月16日 @大丸ミュージアム京都

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ダウン症の子をもつ 母の思い
今日、「ダウン症」「ダウン症児・者」に関しての情報がメディア等を通じ、日々報道されるようになりました。社会的背景も時代の流れと共に、大きく変わってまいりました。世間の人々に理解を深めていただける状況になりつつありますことを、私たち、障がい者とその家族は、不安を感じながらも期待しております。

我が子、晶子が誕生の時代(1970年頃)は、「家族・親族」、ましてや「世間さま」に「恥ずかしい子」との思いが強く、暗い日々を過ごしておりました。そのような状況の中で、翻弄されたことも多々ありましたが、ゆっくり、ゆっくり、成長してまいりました。何気ない日々の中で、「なんて清らかなこころ」「なんて優しいこころ」と癒してくれる存在になっていました。それからの日々は、胸を張って、外出できるようになり、その日一日楽しければ…。その日一日微笑みあえたら…。
親なら当然、こんなことが出来る子に、あんなことが出来る子にと、子供の将来に夢を持ち、目標に向かって、叱咤激励の日々を送ることでしょう。

しかし、私は、ただただ晶子の気持ちに寄り添って過ごすことしか出来ませんでした。
養護(支援)学校卒業後、作業所等に通わせていただきましたが、いつの頃からか、自宅で絵を描くようになりました。最初の頃は、「おじぞうさま」と小さな鳥やお花を描いておりました。動物園、植物園、花鳥園、お花畑…など、晶子が興味を示す場所へ出かけ、親子共々、楽しい時間を過ごしています。その折々に、感動したことが晶子のこころにいつまでも映っているようです。
朝から夜遅く迄、「この鳥しあわせかな…」「この花しあわせかな…」とささやきながら、描いています。
ゆっくり、ゆっくり、穏やかな時間が流れています。温かく見守っていただきました多くの人たちに感謝しつつ、いつまでも、このしあわせな日々が続くことを、願っています。

居川 隆子